前回のブログでは、基本の3つの動きについてお伝えしました。
実はその3つの動きの共通点があります。
それは・・・・
全て背骨を軸に考えられている
ということ。
背骨はヨガでは、最大のエネルギーの通り道とも言われる部位。
ヨガのポーズの目的や効果は、背骨への刺激がほとんどです。
「この肉体のなかにメール山があって、七つの島に囲まれている。
そこには河があり、海があり、山があり、田地があり、領主がいる。」
『続・ヨーガ根本経典』シヴァ・サンヒター2・1の表現です。
ここに出てくる「メール山」が背骨のこと。
背骨にある「7つの島」とはチャクラ。
「河」とは、脳髄液。
「海」は、ナーディといわれる全身を流れる体液などの水エネルギーの働き。
「田地」は、臓器や筋肉などの地エネルギーの働き。
「領主」は、私たち、ヨガを行うものが目指す真の自己。
身体の中心にそびえる「山」である背骨の健康を保つことが、
身体の中の様々な自然要素のバランスを取るために重要なのだと
考えられていることを理解できますね。
ただ起立をしている「山のポーズ」ですが、
その時は背骨に意識を向けて。
左右に傾き過ぎていたり、前かがみになっていたり、
捻れていませんか??
こうした身体の癖は、
背骨である「メール山」がそびえにくい状態!
河の流れが滞ったり、田地がアンバランスになったり、
海が堰き止められたり、
身体にトラブルをもたらします。
まずは自分自身の身体の軸、背骨を意識して、
ヨガのポーズやエクササイズに取り組んで見ましょう!