「扁桃体ハイジャック」から脳を守ろう!
怒りというのは、
脳が自分を守るために発動させる
『緊急モード』の1つ。
脳の「扁桃体」は外部から過度の刺激を受けると
脳全体を乗っ取って暴走を始めます。
扁桃体ハイジャックとも呼ばれているそうで、
実はこれが怒りの正体なのです!
扁桃体が暴走をすると、
アドレナリンが分泌されて
脳の思考活動が抑制される。
だから!
前後の見境が無くなったりするのです。
怒りは瞬間的な感情で、
背景が複雑だったりする。
こういう時はあるステップを踏んで
衝動をコントロールしましょう。
◆これに効く!
・怒りの鎮静
・欲望のコントロール
・衝動の抑制
・ダイエット
・禁煙
◆やり方
①認識する
「あ、怒っているな、自分!」
自分に怒りが起きているのを認識
②受け入れる
「仕方ない。人間だもの」
事実に価値評価をつけず許す
③検証する
「なぜ怒ったのかな?」
体に何が起きているか
心拍や身体の緊張など
④距離をとる
「怒りがおさまるといいですね」
感情を個人的にとらえず、
他人事で怒りを突き放す
つまり、
自分が怒りを感じているという事実をあるがままに受け入れて、
自分の身体に起こっている変化に注意を向けるわけです。
いつも通り、呼吸を意識してみてもいいし、
イマココに留まります。
このやり方は、
怒りに限らず、
あらゆる衝動にも有効とされています。
甘いものを食べたい、
タバコを吸いたい、
というような
衝動的願望は波のように押し寄せてきたときに
それを事実と受け入れながら、
体に起きていることを観察しましょう。
目的意識が高い人ほど、
心のゆとりがなくなり、
衝動に走りやすいと言われています。
少し力を抜いて、
山頂ばかりをみて進むのではなく、
周りの景色を楽しみ、
足元に生えている草花も慈しみ、
イマココの空を見上げる。
心地の良い空気を清々しい青空。
心の中のゆとりを生み出しましょう。